

ファミリーキャンプは道具さえ揃っていれば家族みんなが楽しめる趣味になります。
我が家もこどもたちとの休日を充実させたいと思ってキャンプを始めました。
キャンプを始めるにはキャンプ道具が必要です。
キャンプ道具で真っ先に思い浮かぶのがテントですが、必要なものは他にもマットや寝袋、ランタン、テーブル、チェア、クーラーボックス等たくさんあるので、全部揃えるとなるとちょっとした引っ越しレベルの予算が必要になります。
●大変そうなキャンプを楽しめるだろうか
●家族がキャンプ嫌いになったりしないだろうか
いざキャンプを始めようと思ってもこれらの不安が思い浮かびますが、それでもキャンプを始めようと思ったらテントから買いがちです。
なので、自分の実体験をもとにしながらこれからキャンプを始めようと思っている人に読んでほしい内容をまとめました。
いきなり本格的なキャンプは難しいので、キャンプらしい体験を徐々に積んでから初めてのキャンプにのぞむと非常にスムーズですね。
自分の実体験
始まりはスポーツ用品店で展示されているテントを目にしてからでした。
「こんな快適そうなテントでこどもたちとキャンプができたら楽しいだろうな~」とコールマンのツールームテントをひと目で気に入ってしまいました。
店員さんは「設営は簡単です!」と豪語してましたが、テントを張ったことが無い人間にとっては「こんなデカいテントをちゃんと張れるだろうか」と不安ばかりでした。
それでもキャンプがしてみたいと思ったので、それよりも小さくて安かった標準的なドーム型テントを1つ買うことにしました。
でもテントだけではキャンプができないので、ついでにマットに寝袋、ランタン等を一式購入しました。
帰る途中でホームセンターや100円ショップに寄って必要そうな食器類等の小道具を買い進めていきました。
今思えば、結局使わなかった必要のない物をこの時にたくさん買っていたりします。
安いと思って買ったテントでしたが、他にもいろいろ買い揃えていくうちにいつの間にか既に大金を使ってしまってます。
ここまで買い揃えたので何としてでもキャンプに行かなければ
というわけで、ちょっと無理やり気味に家族を巻き込んでキャンプに行くことにしました。
初めてのキャンプはテント設営に苦労したし、忘れ物やら足りない物やらであちこち走り回ったりしてすごく大変でした。
でも最高に楽しくて思い出に残るキャンプでした。
こどもたちもみんな楽しんでいる様子だったので、準備や片付けは大変でしたがテントを買って良かったと思えるキャンプになりました。
そして他の人が使ってるテントやキャンプ用品に刺激されまくりで、いろんな物が欲しくなっていきます。
結局、キャンプにはまってテントやその他もろもろ一式を買い替えながら揃えていきました。
2年後の写真ではほとんどのキャンプ用品が総替わりしていますね。
真っ先に買ったテントは今では使う機会が無くなってしまってます。
テントを買う前に
テントを買おうと思ってお店に行ったりネットを検索していると、「設営簡単」「今ならお買い得」といった宣伝文句がたくさん並んでます。
キャンプ経験がある人が見れば、たしかに設営が簡単そうだし、安いなーと思ったりするんですが、これからキャンプを始めようと思ってる人にとっては、どう簡単なのか、これで安いの?って思ったりするわけです。
それでも道具一式を揃えてキャンプに行ったけど、大変過ぎてもういいやってなるケースも珍しくありません。
自分が楽しめても家族が次から行きたがらなくなるケースもあるでしょう。
なので、まずはテントキャンプに向けての予行演習から始めてみてもいいと思います。
事前にキャンプらしい体験をしておくだけでもテントキャンプがずいぶんと始めやすくなります。
そんなキャンプらしい体験をまとめてみました。
バンガローやキャビン泊をしてみる
キャンプ場にはテントサイトの他にバンガローやキャビン、コテージといった宿泊施設が併設されているところが結構あります。
これらの施設を利用すれば、
というメリットがあります。
テント設営が無いだけでキャンプの敷居がグンと下がります。
外でバーベキューをしたり、ランタンを点けてみたり寝袋で寝たりしてみることでテント以外はキャンプと同じような体験ができて手軽にキャンプ場で遊ぶことができます。
キャンプサイトに行ってみて他の人のテントやキャンプ道具を見学してみるのもすごく参考になります。
電化製品が整ったホテルみたいなコテージ系よりも、簡素な造りのバンガローやキャビン泊の方がよりテントキャンプに近づくと思います。
予算に余裕があるならグランピングを体験してみるという方法もあります。
テントに泊まるという体験が手軽にできるので便利ですが、あまり設備が豪華すぎると自分でやるキャンプとのギャップが大きすぎる場合があるので、テントキャンプを目指すなら家族のキャンプに対する期待が大きくなりすぎないよう豪華すぎないグランピングを利用したいものです。
デイキャンプをしてみる
泊まりはハードルが高いけど、キャンプ場でお昼ごはんを食べるくらいはしてみたいって人にデイキャンプがオススメです。
このときは新しく買ったタープが張りたくて近くのキャンプ場でデイキャンプをしました。
デイキャンプは大げさなキャンプ道具を持ってなくてもできる手軽さがあり、レジャーシートだけでも大丈夫です。
お昼ごはんはバーベキューをしてみてもいいし、お弁当を持ち込んでもいいです。
持ってるキャンプ道具をできるだけ持ち込んで実際に使ってみることで使い勝手がよくわかります。
キャンプ場を実際に使ってみることで施設を理解することができるので、ただ見るだけの下見よりも具体性が増します。
他の人のテントやキャンプ道具を見るのも参考になることばかりです。
デイキャンプをしっかり楽しんで、こどもたちが「今度は泊まりたい~」って言ってくれるなら狙いどおりですね。
テントはレンタル品で試してみる
テントをはじめ各種キャンプ用品のレンタルが充実しているキャンプ場があります。
というのは、実はかなり効率的な方法です。
キャンプにはまると初めて買ったテントは高確率でそのうち買い替えます。
テントを買う時は何年も使うぞと思って買ったりするんですが、流行りや飽きには逆らえず、次々と良さそうなテントが発売されてはこれ良いなーとつい買ってしまいます。
キャンプにはまらなければわずか数回だけの使用で終わります。
5万円で買ったテントを5回しか使わなかったら1泊1万円です。
それなら最初のうちはレンタルで試してみるのも1つの手です。
実際に設営してみないとわからないことはたくさんありますからね。
設営してみてこのタイプなら大丈夫そうとかこれは大変だったなーとか広さはどうかということを実際に感じることでテント選びの精度を上げることができます。
テントを試し張りできる環境
初めてのキャンプで新品のテントを初めて張るというのは、ちゃんと張れるだろうかという不安がつきまといます。
キャンプが初めてなのにテントを張るのも初めてという状況では不安に思うのももっともです。
キャンプが初めてならそれ以外の初めてを事前にできる限り解消しておきたいです。
テーブルを組み立てる、ランタンを点けてみる、寝袋で寝るといった家でもできることは事前に家でやってみます。
テントについても事前に試し張りができれば準備万端です。
近くの公園や広場でテントを張ることができる環境があるなら、キャンプ前に試し張りしておくとキャンプ当日は心強いです。
そういった環境が近くに無い場合は、近くのキャンプ場でデイキャンプを利用してテントを張る練習をしておくといいです。
テントを買うなら
キャンプというのはテントはもちろん、その他にも結構たくさんの道具が必要になります。
これからずっと続けるかどうかわからないキャンプに対して、まだやってもないのにキャンプ道具一式を揃えるのはよく考えてからをオススメします。
バンガロー泊やデイキャンプをしてみたりしてキャンプを続けることができそうだと実感できてから揃えていっても遅くはありません。
そうしてテントを持ってキャンプを始めると決めたならいよいよテント選びです。
初めてのテントを買うときに考えるのは次の2つです。
●設営の簡単さを重視したい
ドーム型テントやツールームテントは、テント内の空間が広くて居住性が高く快適です。
その分、使う部材や設営の工程が多くなりがちなので設営にはやや時間がかかる傾向にあります。
三角形が特徴的なワンポールテントは、ポールと幕のみという簡単構造なので設営がラクに済みますが、三角形のテント内は使いにくいデッドスペースが生じやすいです。
ドーム型テントとワンポールテントの良いところを組み合わせたトンネル型テントがあります。
その他にもツールームテントが良いとかテント&タープにしたいとかによっても選ぶテントは変わってきます。
好みやスタイルが人それぞれなので、初めてのテントはこれが絶対オススメと決めつけることはできませんが、売れてるテントが結局は使いやすいので最初に選ぶテントとして間違いないと思います。
ひとりごと
どんなテントを選ぶかでキャンプスタイルが決まります。
テントを買おうと思っていろいろ選んでる時間はすごく楽しいし、その瞬間から既にキャンプが始まっていたりします。
キャンプにはまってもキャンプがダメだったとしても初めて買ったテントは思い出に残ります。
その思い出のテントもキャンプにはまると結局は買い替えてしまいますけどね。
初めて買ったテント
いろんなテントのレビュー記事を書いています。