

暖房グッズを揃えて冬キャンプに行けるようになりましたが、冬キャンプに行けば今のところ必ずテントは濡れたまま持って帰っています。
夜露や霜でしっとりと濡れたテントは、天気が良くてもチェックアウトまでに乾かなかったりすることが多く、家に帰ってから乾燥させてばかりです。
家に帰ってからのテントの乾燥作業が大変だと冬キャンプに向かう足が遠のいてしまう場合も考えられるので、できるだけ簡単に効率良く乾燥させたいものです。
家での乾燥作業について書いていきたいと思います。
INDEX
濡れたテントやタープ
特に気温が低くなる時期は朝起きるとテントやタープは夜露でびっしょりと濡れています。
天気が良いのにまるで雨でも通り過ぎたかのようです。
結露しにくいといわれるコットン系の素材でも気象条件が整えばあまり関係なくポリエステル生地と同様に濡れてしまいます。
テントの内側にも水滴がたくさんつくので荷物を幕に接したまま寝るとその荷物も水滴によって濡れてしまいます。
冬キャンプではテントやタープは濡れるものと考えておいた方がいいです。
テントの内側で最も濡れたら困るのが天井です。
カマボコテントならカマボコシールドを付けて天井を二重の幕にすることで天井から水滴がポタポタ落ちることがかなり軽減されます。
テントの内側の水滴を少なくする効果があるのでシールドを準備しておくとテント内で過ごしやすくなります。
また、外に出しっぱなしにした物も朝には水滴で水浸しになります。
電化製品やチェアといった濡れたら困るものは寝るときに幕内にしまう等して濡れないようにしておかなければなりません。
キャンプ中に乾くのが一番
天気さえ良ければそのまま張りっぱなしにしていても少しずつ乾いていきます。
夏場は気温の上昇と共に勝手に乾いてくれるので雨さえ降らなければ乾燥撤収ができますが、冬は日光が当たらない部分が乾かないこともあったりして濡れたまま撤収することが多いです。
雨が降ってたらあきらめがつきますが、そうでなければたとえ濡れたまま片付けることになったとしても現地で出来る限り乾燥させておくことで帰ってからの乾燥作業の時間短縮に繋がります。
チェックアウト時間に余裕があるならギリギリまで乾かしてから片付けるのが一番理想ですね。
まずは現地でできることをまとめてみました。
1.できる限り水滴を拭き取る
テントを早く乾かそうと思ったらシンプルに水滴を拭き取るのが一番です。
手の届く範囲だけでも良いので水滴を拭けるだけ拭いておくと早く乾きやすくなります。
使うのは雑巾でもいいですが、超吸収スポンジが良いらしいですね。
ニトリにもあってかなり売れてるようなので今度調査してみたいと思います。
2.乾きやすい形に張り直す
冬は太陽の高さが低いので場所によってはチェックアウトまでずっと日陰のままの部分ができたりします。
可能ならテントの向きを変えたりしてまんべんなく日光があたるようにするのも一つの方法です。
冬はタープは張りませんが、張るとしたら日光が全体に当たりやすい形に張り直すのがいいですね。
シールドは付けっぱなしだとテントの天井が乾きにくくなるので、早めに外してポールを使って乾きやすい形に張る等すると乾きやすくなります。
3.風通しを良くする
しっかり日光が当たっていても気温が低ければそんなに早く乾くわけではありません。
日光に当てることも大事ですが、どちらかというと風が吹いてくれた方が乾きやすくなって助かります。
特に日陰になって乾きにくい部分は風通しを良くすることで少しは乾燥に期待できるようになるので、ポールやロープ等の乾かしグッズは多めに用意しておくと便利です。
家で乾燥させる
チェックアウトギリギリまで頑張ってみても最後まで乾ききらないこともあります。
その場合は持って帰ってから乾かすしかありません。
テント類はしっかり乾燥させてから保管するのが基本です。
冬でもカビは発生するので、できる限り早めに乾燥させて手際良く片付けたいものです。
1.物干し竿で乾かす
テンマクパンダ乾かし中
ソロ用テントのテンマクパンダや3mサイズのタトンカタープ2TCといった小型の幕なら物干し竿を使って干すことができるので家でも手軽に乾燥させることができます。
冬キャンプではテントを濡れたまま持って帰ることが多いので、可能なら乾かしやすい軽量な装備でのぞみたいものです。
カマボコシールド乾かし中
カマボコシールドやグランドシート等も汚れを落とした後に物干し竿で干したりしています。
物干し竿は乾かすのにかなり便利ですが、あまり長時間占領してしまうと日常の洗濯物が干せないので、現地で出来る限り乾かしておいて物干し竿を使う時間を短くすることが重要になってきます。
2.駐車スペースに広げる
カマボコテント2乾かし中
ツールームテントのカマボコテント2となると大きくて重いので物干し竿を使うわけにはいきません。
近くの公園に張って乾かすのも大変だし目立つので、家の前の駐車スペースに広げて乾かすようにしています。
天気が良ければ2~3時間で乾くので家の中で待ちながらときどきシワを伸ばしたりしてまんべんなく乾かしていきます。
時間に余裕がある時は次回に使いやすいようにしっかりきれいにたたんで収納します。
3.乾かすために張りに行く
よほど余裕があるときは乾かすために無料キャンプ場に濡れたテントやタープを張りに行くこともあります。
天気が良くて風がしっかり吹けば最も短時間で乾かすことができます。
でもテントを張ったり片付けたりする時間もあるし、せっかく張ったからとゆっくり過ごして結局半日過ごすようになりますけどね。
デイキャンプ気分が楽しめてきれいに乾燥撤収もできるので片付けた後は気持ちがすごくスッキリします。
ひとりごと
家でのテントの乾かし方が決まってればキャンプ中も「最悪濡れたまま持って帰っても大丈夫」という気持ちの余裕が生まれます。
小さいテントなら物干し竿が使えるし、大きなカマボコテントでも駐車場に広げてればそのうち乾きます。
テントを濡れたまま持って帰ったときに天気が良いといいですが、数日間天気が悪い日が続くと「早く乾かしたいなー」と気持ちがずっとモヤモヤしてしまいます。
家での乾燥作業が平日になってしまうとなおさら効率の良さ、手際の良さが必要になってきます。
乾燥についての体制が整っていると冬場や雨天時でもキャンプに行きやすくなりますね。