

キャンプには家族と行くファミリーキャンプ、ひとりで行くソロキャンプと様々な形がありますが、その中でも父子で行く父子キャンプについて実際にやってみてどうだったかをまとめてみました。
父子キャンプの大変さやこうした方が良いという点、父子キャンプの魅力など最後までしっかり紹介したいと思います。
INDEX
父子キャンプになる理由
キャンプといえば家族みんなで行くファミリーキャンプが王道です。
我が家は小学生のこども3人との5人家族なのでキャンプといえば5人で行くものと考えてました。
ところが5人もいれば休日には何かしら予定が入ることが多くてみんなでキャンプに行ける日は限られてしまいます。
父子キャンプになる最大の理由は、キャンプにはまって毎月のようにキャンプに行きたい父親となかなか合わない家族みんなの予定です。
●学校行事(運動会、夏祭り、発表会等)
他にも保護者会や学校役員関連、地区行事など休日にはいろいろな予定が入り込んできます。
それぞれの予定は全員が関係するものばかりではないので、例えばキャンプ予定日にお兄ちゃんのクラブ活動の試合が入るとそれに母親が付き添い、残った父親とこども2人の3人で父子キャンプに行ったりしています。
そして父子キャンプになる理由は予定ばかりではないです。
みんなでキャンプに行く予定がこどもがインフルエンザにかかって父子キャンプになったこともあるので風邪や病気、通院が理由の場合もあります。
家族のうち誰かがキャンプに行けないなら中止も考えられますが、父親と残ったこどもが行けるなら行っちゃおうということで父子キャンプをするようになりました。
家族全員が揃ってゆっくりキャンプできるのは大型連休などに限られるので、父子キャンプをすることでキャンプ回数を稼いでいるといった感じです。
父子キャンプの大変さ
そんな父子キャンプですが、実際は大人1人なので大変だなーと思うこともあります。
父子キャンプの大変さについてまずは整理してみることにします。
●準備や片付けがひとりで大変
●料理をどうしようか
●こどもの世話がかかる
●こどもと遊ぶ時間が無かった
キャンプ中に母親1人いないだけで一気にやることが多くなります。
キャンプの準備が終わったら運転してキャンプ場に着いてテント設営、そうこうしてるとすぐに夕食の準備に寝る準備、翌朝は朝ごはんを済ませたらすぐに片付け開始です。
これにこどもの世話や遊び相手が加わってそれを全て父親1人でやらなければなりません。
そう考えると父子キャンプって忙しいばかりで楽しいの?って思っても不思議ではないですね。
続いて父子キャンプを大変じゃないようにするにはどうしたらいいかをまとめてみることにします。
父子キャンプを大変じゃないようにするには
父子キャンプは大人が父親のみの1人なので大変なところもありますが、それでも我が家はどちらかというと父子キャンプがメインになってきました。
年間を通じてほぼ毎月のように父子キャンプに行ってるのでどんな工夫をして父子キャンプを大変じゃないようにしているかを紹介したいと思います。
1.テント設営を1人で出来るようにする
キャンプを忙しいものにさせる理由の1つがテント設営です。
テント設営に時間がかかり過ぎると後のスケジュールが全てタイトになってあわただしくなるので、父子キャンプで大人が1人しかいないならなおさら1人でも設営できるテントを選んだ方が良いです。
ワンポールテントのような設営しやすいテントを選んだり、何回か設営したことのある慣れているテントを選ぶことが重要です。
こどもはキャンプ場に着くとまず遊びたいものです。
設営を手伝ってもらってもすぐに飽きて遊びだすこともあるので、手伝ってもらわないとテント設営が終わらないようなら作業が進まず時間がかかる場合があります。
なので基本は1人で全部やるつもりでのぞみます。
そこでこどもがペグを持ってくれるとかちょとしたことでも手伝ってくれると気分がすごいラクになります。
1人で全部やるつもり → 手伝ってくれる → ありがとー
テント設営はキャンプの始まりなので、ここを気分良く終わらせることがまず大事になってくるんじゃないかと思います。
2.キャンプ場はできるだけオートサイト
車をキャンプサイトに停めてサッと荷物を下ろすことができるオートサイトが父子キャンプには助かります。
大人とこどもでは荷物を運べる量が全然違うので、大人が少ない父子キャンプでは荷物を運ばずに済むオートサイトをできるだけ選ぶようにしています。
さらに電源やシンク付きサイトならかなり便利ですね。
ただ大人が1人しかいないと小さいこどもなら目が届かない場合が多くなるので車道の飛び出しには注意が必要です。
荷下ろしがラクならフリーサイトでも良いでしょう。オートより安いし。
また運転も全て1人なので長距離よりは近場のキャンプ場を選んだ方がラクです。
キャンプ場選びで考えるなら万一の場合に奥さんに電話できるよう携帯電話の電波が届くところが良いですね。
3.こどもの準備はこどもにさせる
こどもたちはそれぞれリュックを持ってキャンプに行きます。
リュックの中には自分の着替えやハミガキ、おやつ、遊び道具が入っていてキャンプに行く前に自分で準備させるようにしています。
これをしておかないと「着替えどこ~?」「ずぼん濡れた~」「おやつ食べたい~」と何かにつけて呼ばれることになって忙しさが増します。
どこに何があるかこどもが理解してないから毎回呼ばれることになるので、少なくとも自分の荷物くらいは自分で準備して把握することで自分でやるようになります。
キャンプ用品もある程度定位置を決めておくと食器を自分で取りに行ってくれたり、ゴミの分別もしてくれるようになります。
ただでさえ大人1人なので少しでも自分のことを自分でしてくれるだけでかなり助かります。
そのためにはこどもが自分でしやすいような工夫も必要ですね。
4.こどもが使いやすい道具を使う
キャンプ用品にこだわりたいところではありますが、こどもが使いやすい道具を選ぶことでラクになったりします。
例えばランタンはLEDランタンを多用することで「ちょっと明かりつけてー」と言いやすくなります。
強力な着火剤があればその上に炭を置くだけで火おこしも簡単なので小学6年生のお兄ちゃんに任せたりしています。
ご飯を炊くのもライスクッカーとカセットコンロという組み合わせなら簡単なのでこどもに任せることもできます。
こどもでも使いやすい道具を使うことで自然とお手伝いしやすい環境になってるというわけですね。
父親ひとりだとこういったお手伝いはかなり助かります。
小さいこどもでも少しずつ道具に触わって慣れていると小学生になったときにしっかりと戦力になってくれると思います。
5.普段から料理をする
キャンプになると急にはりきって料理をしようと思うから大変だったりすることもあると思います。
料理に時間が掛かるとキャンプが忙しいものになってしまうし、こどもから目を離す時間が増えてしまいます。
ちょっとしたつまみのような一品料理でもいいので普段から料理を作って経験値を積んでおくとバタバタせずに済みます。
朝の準備で時間に余裕があるなら野菜などを家で切って下準備をしておいてキャンプ場では盛り付けるだけにしておくことで時間短縮に繋がります。
料理をせずに惣菜やカット野菜を使って広げるだけにするのも良いですね。
インスタントを使ってお湯を沸かすだけにするものいいでしょう。
もちろん焼くだけでも良いです。火があるだけで一気にキャンプ気分が高まります。
ダッチオーブンで食材を入れるだけもありですね。
キャンプでしっかり料理を作って楽しみたいなら普段から家でもやってないとなかなか大変だと思うし、そうでなければ~するだけにしておいて時間短縮を優先してもいいと思います。
6.体調管理は万全に
父子キャンプの大黒柱は何と言っても父親です。
その父親が元気じゃないと当然父子キャンプは成り立ちません。
大人が1人だけだといつも以上に動く量が多くて体力も必要になるので、キャンプ当日は体調が万全な状態になるよう管理しなければなりません。
元気だとキャンプやアクティビティーでこどもとしっかり遊ぶことができてこどもたちも楽しめます。
父子キャンプを楽しむコツをあげるとしたら
これにつきます。
父親が楽しく遊んでいたらこどもたちも楽しいはずです。
もちろん楽しいからといってお酒の飲み過ぎには要注意です。
おいしいけど朝起きて絶望しないようにほどほどが大事です。
7.こどもが大きくなってからでもいい
こどもがみんな小学生になって大きくなってきたので父子キャンプがしやすくなりました。
●ハミガキを1人でできる
●ゴミの分別が1人でできる
●少しでもお手伝いができる
いろんなことが1人でできるだけで父子キャンプがしやすくなります。
特にトイレは毎回着いていかなければならない場合だと手が離せないときもあったりするので大変だろうと思います。
生まれたばかりの赤ちゃんを連れての父子キャンプはさすがに無理だろうし、いろんなことが1人でできるようになってから父子キャンプに行く方が良い場合もあるでしょう。
状況によっては無理に父子キャンプを強行しなくて良い場合もあると思います。
父子キャンプの魅力
父子キャンプは大人1人ですがそれでもしっかり毎回楽しいキャンプが出来ています。
そんな父子キャンプならではの魅力についても紹介しておきたいと思います。
積載の心配が軽減される
大人が1人いないだけでキャンプ用品の車への積載がかなりラクになります。
キャンプ用品はコンパクトさが便利だったりしますが、コンパクトなものは組立てが必要だったり性能がもの足りなかったりすることも多いので、荷物が少なくて済む父子キャンプの場合は積載の心配をすることなくどんどん好きな物を積み込んでいます。
荷物が少ないと片付けもラクなのでまたすぐ行きたくなりますね。
こどもと目一杯遊ぶ機会
テント設営や食事をラクなものにして空き時間を多く作ることで父子キャンプでもこどもと遊ぶ時間がしっかり取れるはずです。
キャンプの夜をお酒を飲みながらゆっくりしたいので夕食の前にお風呂を済ませたりして時間を作ってます。
2泊できるなら時間にもっと余裕が取れるのでこどもと一緒にカヌー等のアクティビティーを楽しむこともできます。
こどもたちにとっても父親しかいなかったら不安に思うかもしれません。
そのキャンプをしっかり楽しむことができて何度も父子キャンプを重ねていけば父親ひとりでもこどもたちは安心して楽しめるようになるんじゃないかと思います。
キャンプという環境の下でこどもたちとの信頼関係が深まる良い機会になるはずです。
奥さんから感謝される
土日の1泊キャンプの場合、土曜の朝に出発して帰ってくるのは日曜の夕方です。
その間奥さんは1人でゆっくりと自分の時間を過ごすことができます。
こどもの付き添いで来れない場合はそんなにゆっくりできないかもしれませんが、それでも普段に比べれば家事や育児の負担は少し軽減されるでしょう。
父親としてもこどもの世話の大変さを実感することができ、普段の奥さんへの感謝の気持ちが増すはずです。
家族なのでいつも一緒なのが当たり前ですが、離れてみて気付くこともあったりします。
いつも父子キャンプだとたまに家族5人で行くファミリーキャンプのときは大人1人増えるだけでいろいろラクになるのでより奥さんへの感謝が深まりますね。
ひとりごと
父子キャンプは慣れるとソロキャンプにこどもたちが着いてきてくれてるって感じで楽しいです。
こどもと2人だけでキャンプしてみるのも楽しいです。
お話しする時間がたくさんあるので、普段話さないことなんかを話しながら楽しめます。
父子キャンプが終わって「またキャンプ行きたい」って言われるのが一番うれしいですね。