

ツールームテントについて区画の決まってるオートキャンプサイトのレイアウト図を作成してみました。キャンプのレイアウトを考えるときの参考にしてみて下さい。
INDEX
オートキャンプサイトのレイアウト
キャンプサイトは大きく分けて2つあります。区画が無くて自由にテントを張ることができるけど車は駐車場に停めなければならないフリーサイトと、区画分けされたサイト内に車を停めることができるオートサイトの2つです。
テントレイアウトの自由度が高いフリーサイトも好きですが、テントのすぐそばに車を停めることができるオートサイトはやっぱり便利なので利用する機会が多くなってきました。
オートサイト(菰沢公園オートキャンプ場-島根県)
サイトの大きさはキャンプ場によって異なります。さらに同じキャンプ場でも区画ごとに大きさが違う場合もあります。
サイトの区画が決まっているオートサイトについては車も停めなければならないので、サイト全体の広さを見てからテントをどう張るかといったレイアウトについて考える必要があります。
特に設備の整った高規格と呼ばれるキャンプ場では区画サイト内に専用のシンク台や電源ボックスが付いていたりするので、それらの設備についてもレイアウトを決める際に考慮しなければなりません。
小さいサイズのテントなら区画の大きさについてあまり気にならないですが、大きなツールームテントとなると現地でサッとレイアウトを決めることができるようになるにはある程度の経験が必要になってくるでしょう。
ここでは簡単なサイトレイアウト図を作りながらツールームテントやタープをどう張ったらいいかを考えてみたいと思います。
ツールームテントのサイズ
ツールームテントの大きさにもいろいろあります。
3~4人向けのコンパクトなツールームテントも数多くありますが、ここでは実際に使っているDODカマボコテント2と比較しやすいよう大型ツールームテントのスノーピークランドロックの2つのテントについて考えてみることにします。
カマボコテント2 6.4m×3.0m
ランドロック 6.25m×4.05m
それぞれのテントのサイズはこのようになっています。これらのテントを使って簡単なサイトレイアウト図を作成してみたいと思います。
10m×10mのオートサイトレイアウト図
区画サイトの広さが10m四方の場合をまず考えてみることにします。
一般的にサイトの幅や奥行きが10m以上あるなら広い区画サイトといえレイアウトの自由度が増します。
オートサイト(大佐山オートキャンプ場-岡山県)
区画オートサイトでは車を停める位置が決まっていることが多く、車を停めた後にシンクや電源、植樹の位置等を考慮しながらテントを張る位置や向きを決めていきます。
GWに行った大佐山オートキャンプ場についておおよそ10m四方の区画サイトを簡単な図面にしてみました。
シンクや電源が付いて整備されたオートサイトです。
カマボコテント2のレイアウト図①
この広い区画サイトにカマボコテント2をレイアウトするとこのような形になります。
カマボコテント2を道路に対して縦向きにし、正面のキャノピードアを開けるとちょうどシンクの屋根代わりになるように張ったものです。
寝室のインナーテントが静かな奥側になり、電源も引き込みやすくなっています。
横幅についても10m以上あれば車を停めてテントを張ってもさらにキャノピードアを開けることができて日陰面積を増やすことができ、サイト内にバーベキューや焚き火をするスペースも残されています。
ランドロックのレイアウト図
大型サイズのランドロックについても10m四方の区画サイトなら問題なく張ることができます。
キャノピードアがタープのように大きいのでシンクの屋根代わりになるように張る形がよく見られました。
ツールームテントは縦長の形をしたものが多く一般的にはサイトに対して縦向きに張るレイアウトが多いです。
カマボコテント2のレイアウト図②
こちらはGWキャンプで実際にやってみたレイアウト図です。
約3m四方のタトンカタープ2TCをシンク上に張りたかったのでカマボコテント2を横向きに張ってタープを張るスペースを確保し、テントとタープとの連絡通路としてキャノピードアを開けてみた形です。
結果として一時的に雨が降ったので屋根を多くしたこのレイアウトはかなり助かりました。
トンネル型のカマボコテント2は4本のスリーブが特徴的です。
特徴のあるスリーブなのでサイトに対して縦向きに張るよりは横向きに張ることでトンネル型の特徴がはっきりと表れるようになります。
野ざらしだったシンクの上にもタープによって広い屋根ができて日陰になり、雨が降っても安心できるようになりました。
サイトの横幅に余裕があるならテントを横に張ることでタープを張ったりバーベキューや焚き火をするスペースもしっかり取れるようになるのでおすすめです。
使ってるもの
8m×8mのオートサイトレイアウト図
続いてはより区画サイズがコンパクトになった8m×8mのオートサイトについてレイアウトを考えてみます。
カマボコテント2のレイアウト図
幅が8mのサイトになってくると車もあるので縦に長いカマボコテント2は縦向きに張ることになり、キャノピードアを開けることができない箇所が出てきます。
タープまで張るスペースはありませんが車の前後にバーベキューや焚き火をするスペースを確保することはできます。
ランドロックのレイアウト図
大きなランドロックでも8m×8mのサイトに張れないことはありません。
この形に決まってしまうのでむしろレイアウトについて考えなくても良いくらいです。横幅の広いツールームテントは存在感が十分あり、使い勝手もよくてかなり快適です。
12m×12mのオートサイトレイアウト図
区画サイトがすごい広い場合についてもレイアウト図を作成してみました。
カマボコテント2のレイアウト図
横幅が12mもあるような広い区画サイトのキャンプ場もあります。車を停めてもまだまだサイト内にしっかりとしたスペースが広がっているので、ツールームテントを縦横好きな向きに自由に張ることができます。
サイトが広いとテントを張りやすくて良いですが小さいテントだとサイト内にポツンとして少し寂しい感じもするので、タープを張る等して空白を埋めるようにするとレイアウトとして充実するようになるでしょう。
ランドロックのレイアウト図
大型のランドロックといえども12m四方の区画なら小さく見えてしまうほどサイト内にスペースが生まれます。
5人家族でもランドロック1張りあれば十分なサイズですがサイトにスペースがかなり余ってるのでさらにオープンタープを張る等してフル装備の広々レイアウトを楽しむのもいいかもしれません。
レイアウト図では小型タープにしていますが合わせるタープは大きなものの方がよりレイアウトに迫力が生まれるでしょう。
ひとりごと
オールシーズン使えて雨が降ったり寒い時期にはその強みを最大限発揮するツールームテントはキャンプ場で目にする機会がかなり増えてきてファミリーキャンプの主流になりつつあるような気がします。
テント設営のしやすさを考えると区画サイトは広いに越したことはありませんが、広ければ今度はテントやタープをどう張ろうかと考えることになります。
広いサイトで上手くレイアウトしようと思うと意外と難しいですが、テントに合わせるタープ等の道具によって個性が出せる部分でもあります。
