

温泉旅館でよくみる固形燃料を使った卓上コンロをキャンプでも使ったらおもしろいかなーと思って陶板焼きセットを買ってみました。
固形燃料は予想どおり使いやすかったのでそのおすすめポイントを整理してみました。
INDEX
温泉旅館で陶板焼きを気に入った
正月は毎年キャンプではなく温泉旅館に行ってるのですが、夕食や朝食を毎回ほんと楽しみにしています。
旅館で食べる料理はとてもおいしいですからね。
冬の山陰地方の旅館では松葉がにを食べることができ、このとき卓上コンロでは東伯牛のステーキを焼いて食べることができました。
テーブルの上の炎が食卓の雰囲気を上げてくれます。
旅館の朝食もすごくおいしいです。
温泉たまごや正月なのでお雑煮があったりしましたが、卓上コンロで作る温かい湯どうふもすごくおいしかったです。朝から贅沢だなーと感じました。
こういった一人用の卓上コンロは旅館や料亭でよく見られます。
テーブルの上に火があるとそれだけで料理が華やかになり、プライベートな火が少し贅沢な気分にさせてくれます。
出来たて熱々の料理をそのまま食べることができるのもうれしいですね。
そんな卓上コンロをキャンプでも使ったら楽しいんじゃないかって思ったので、
ネットで陶板焼きと固形燃料をセットで買ってみました。
固形燃料を使った陶板焼きの良さ
実際に固形燃料を使ってみましたのでその良さをまとめてみます。
1.ちょうどいいサイズ
1人用とありますが17cmある陶板は意外と大きいです。
なので1人でメイン料理を楽しんでもいいし、2~3人でコンロを囲んでちょっとした1品を楽しむこともできます。
我が家は5人家族なのでその陶板焼きを、
2台購入しました。
これを人数分1人1台というのはさすがにちょっと贅沢すぎです。(特にこどもには )
5台も置けば狭くなるのでまずは2台で使ってみることにします。
固形燃料もついでにたくさん買っておきました。
2.高い熱伝導率
陶板に使われている基材はアルミです。
それにマーブル加工が施されて石っぽい見た目となっています。
鉄で作られたスキレット等の鋳鉄製に対し、こちらはアルミ鋳物製。
スキレットに近い熱伝導率がありながらアルミなのでとても軽くて丈夫です。
焼くのも得意ですが蓋が付いてあって少しだけ深さがあるので煮込むといったようにいろいろな料理を楽しむことができます。
こちらは牡蠣の陶板焼き。
牡蠣と豆腐と白ねぎを陶板の上に置き、調味料として味噌を加えて蓋をします。
火を点けてしばらくすると牡蠣や豆腐から汁が勝手に出てきて煙が出てきた頃に出来上がりです。
ネットで見たレシピそのままを作ってみましたがとてもおいしくて簡単でした。
固形燃料はすごい火が強いというわけではないので、鍋の高い熱伝導によってしっかり調理するといった感じです。
3.お手入れのしやすさ
陶板の表面はふっ素コーティングが施されていてさわるとツルツルしてます。
油汚れがこびりつきにくく、そして何より食器用洗剤で洗うことができるのでお手入れしやすいです。
鋳鉄製のスキレットも持っていますが、使った後はサビないように油を塗ったりといったシーズニング作業が待っています。
陶板だとそういった手間は一切無く、食器などと一緒に洗うことができるので忙しいキャンプにはこのお手入れのしやすさがすごく助かります。
4.固形燃料が結構便利
キャンプで使えるシングルバーナーが欲しいと思ってましたが、ちょっとしか使わないのに燃料のガス缶がテーブルの場所を取るし、予備も含めると結構かさばるなって思ったので
小さくて燃え尽きてくれる固形燃料の方がもっと便利なんじゃないかと思ってこれにしました。
固形燃料にマッチやライターを使って火を点けるだけです。
簡単なのでこどもも火を点けたがるぐらいです。小さいですが意外といい勢いで燃えてくれます。
卓上コンロならテーブルの上に置いてもすごくコンパクトにおさまるし、火なので100%ということは無いですがこどもたちがいても安心して安全に使うことができます。
そして固形燃料の火が消えたあとはアルミ箔が残るだけなのでそのまま燃えないゴミとして処分するだけです。
ホームセンター等でも手軽に手に入れることができるので、この固形燃料、意外とキャンプでも良い仕事をしてくれます。
※固形燃料は台座に合うものを選ばないと火力が足りない、鍋に届かないといったことが起きます。
5.食事の雰囲気アップ
食事の雰囲気を重要視した旅館や料亭でも重宝されてるぐらいなのでキャンプのテーブルの上でも陶板焼きはグッと料理の雰囲気を上げてくれます。
朝ごはん
昼ごはん
晩ごはん
と、3食いずれのシーンにも合わせることができます。
テーブルの上に火があると雰囲気が上がって食事をより楽しいものにしてくれます。
寒い時期のキャンプはテント内で食事することが多いので使用頻度は上がるだろうし、小さいサイズなのでもちろんソロキャンプにも向いています。
6.陶板焼き以外にも楽しめる
この度買ったのは陶板ですが、寄せ鍋、いろり鍋、焼肉グリルといったようにシリーズ物として様々な種類があるので台の上に置くものを変えながらいろんな料理を手軽に卓上で楽しむことができます。
定番の鍋料理も良いし、一人焼肉も雰囲気があっていいですね。

実際に追加で一人用寄せ鍋セットを買ってしまいました。
陶板焼きの気になる点
そんなキャンプでも活躍してくれる陶板焼きですが、良いことばかりじゃなく気になる点も紹介しておきます。
それぞれ対策ができるので決してデメリットというわけではなく気になる点ということにしています。
1.風に注意
固形燃料は屋内でも安全に使うことができるというのが特徴の1つです。
風が強い屋外で使うと炎が安定せず、鍋の温度も不安定になるのでおいしい料理が出来なくなってしまいます。
キャンプというと屋外ですが、固形燃料は風をさえぎったテントの中で使うことによって安定した火力の元で使うことができるようになります。
屋外で使う場合は風よけを使った方が火力が安定します。
2.火があまる
固形燃料はおよそ20分ぐらい燃焼し続けてくれます。
小さくて高い熱伝導率の鍋を使うことによってほぼその時間内に出来上がるのですが、出来上がって食べ切ってしまっても途中で火を消すことが出来ないのでそのまま燃え尽きるのを待つばかりです。
朝食でハムエッグを作った時なんかは、すぐ出来てすぐ食べちゃったのでかなり火があまってしまいました。
あまった火はもったいないのでそんな時のためにソーセージ等の焼いて食べれるものを準備しておくと火が燃え尽きるまでちょっとした卓上バーベキューを楽しむことができます。
こどもたちは喜んで焼いてましたよ。
3.燃料コスト
一般的な固形燃料は30gです。1個あたりにすると20~50円ぐらいで販売されています。
1回あたりの燃焼時間を考えると高くもないし安くもないといった印象です。
まとめ売りだと1個あたりの単価が下がったりするのでできるだけまとめ買いすることで1個あたりをお得に手に入れたいです。
ちなみに冬キャンプでは朝、昼、晩の3食で陶板焼きを使って固形燃料を全部で6個使いました。(朝2個、昼1個、晩3個)
燃料コストとしては200円ちょっとです。コスト的にはガス缶1~2本分といったところなので3食しっかり使えたという意味では固形燃料はわりとお得なのかもしれません。
後始末がラクななところも便利です。
また、固形燃料は直接手に触れるのはよくないと言われてるので、この固形燃料のようにビニールで覆われていてそのビニールに火をつけるタイプのものがより安全に使うことができます。
ひとりごと
テントの外でバーベキューを主に楽しむ暑い時期のキャンプと違って寒い時期のキャンプはストーブがある暖かいテント内で食事をする機会が増えます。
そんな時にテーブルの上でコンパクトで安全に温かい料理を楽しむことができる陶板焼きが大活躍。
火をみんなで囲むというのはたとえ小さいものでも楽しいものです。
一人でも楽しいですね。
朝昼晩、家でもキャンプでもどんなシーンでも気軽に楽しむことができる陶板焼き。
テーブルにあるだけで食事がより楽しくなります。

使ってるもの
陶板焼きを使ったレシピを公開中です。