

キャンプでシンク付きのオートサイトは便利ですがそれでも炊事棟を使うときがあります。
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シンク付きオートサイトは便利
どのキャンプ場にも炊事棟があってそこで料理や洗い物、ハミガキ等に必要な水を使うことができるのでキャンプを始めた頃はたとえ炊事棟が遠くてもそこまで行って水を使うのはキャンプでは当たり前のことだと思っていました。
洗い物が多くて一度に炊事棟まで運べなくて何往復もすることもあればちょっと台拭きを地面に落として洗いに行ったりすることもあったりして炊事棟が遠いと動く量が多くなって結構不便だなって思ったりもしていました。
GWとかの混雑時にはシンク待ちをすることもあり、水を好きな時に身近で使えないというのは不便なものなんだと感じたことがあります。
そのうちキャンプ場をいろいろ調べているとサイト内にシンクが付いているキャンプ場があることを知りました。
各サイトにプライベートで使えるシンク台がそれぞれ設置されていてコンセントがあって電源まで使えたりするものまであります。
2017年のお盆キャンプで初めてこうしたシンク付きサイトを使いましたがシンク台が広いこともあって身近で好きな時に水を使うことができてすごく便利でした。
さすが高規格キャンプ場。高規格と呼ばれるキャンプ場にはサイトのシンクは今や必須の設備になっているように思います。炊事棟があるのでサイトのシンク台は無くても困りませんが、あったら便利な物の代表格といえるでしょう。
そんな便利なシンクを使わない?
サイトのシンク台は何かと便利なんですが、そのシンクを使わずにわざわざ炊事棟まで行くこともあります。サイトのシンク台より炊事棟の方が良いというケースもあるんですね。一体どんな時なんでしょうか。
1.暗いとき
晩ごはんが終わってさあ洗い物という場合はたいてい夜。サイトのシンク台に灯りまで付いている所はほとんど見ないので夜になるとシンク台は真っ暗です。
暗い中だと洗い物ができないのでランタンを照らしながら洗ったりしますが、ランタンの数には限りがあるのでシンク台の常備灯として1個使ってしまうとその他のテント周りがちょっと暗くなってしまいます。
洗い物が多いとしっかり明るくしたいけど大きいランタンを持っていくとテントが暗くなるし、小さいランタンだと明るさが足りません。
なので、
洗い物が多い時は炊事棟まで行きます。しっかり明るいし作業台も広いので洗い物がはかどります。残飯が多いときも広い炊事棟の方が作業しやすいです。
2.お湯が使いたいとき
冬場の洗い物を屋外で冷たい水を使って行うというのは結構どころかかなり大変です。
サイトのシンクからお湯が出るキャンプ場というのは高規格を超えて超高規格と呼んでもいいと思いますがさすがに見ることはありません。炊事棟にお湯が出る設備のあるキャンプ場ならあります。
使い捨て食器を使って洗い物を減らす、汚れだけ拭き取って帰ってから洗う、頑張って水で洗うといったことをいろいろ考えたりしますが、お湯が出る炊事棟があるなら無理してシンク台を使う必要は無く少々遠くても間違いなく炊事棟で洗い物をすることでしょう。
3.こどもが楽しんでいるので
ハミガキぐらいなら水をそんなに使うわけじゃないし、それこそサイトのシンクでやった方が便利でラクだと思いますが、こどもたちが炊事棟に行きたがるので炊事棟までハミガキしに行きました。
夜に灯りを持って歩くというのはキャンプならではのこと。炊事棟もキャンプならではの施設だし、ちょっとしたお散歩にもなってこどもたちもキャンプの雰囲気を楽しんでいる様子です。炊事棟でハミガキする方がキャンプらしくて好きなんでしょうね。
4.炊事棟が近くにあるとき
サイトから炊事棟までが遠いとサイト内にあるシンク台の有効性が高まりますが、炊事棟がすぐ目の前にあったりするとサイト内のシンクにこだわる必要が無くなります。炊事棟の方が広くて明るい場合がほとんどなので炊事棟をメインに使ったりします。
暑い真夏なら炊事棟の日陰がうれしかったりします。サイトのシンク台に日陰が欲しくてワンタッチタープを立てたことがありますが豪雨で潰れた経験もあります。
5.ファイアグリルを洗うとき
いくら水が使えるといっても炭の後始末をサイトのシンク台で行うわけにはいきません。キャンプ場には炭捨て場や専用の洗い場があったりするのでそこまで持って行って洗うことにしています。
その他に鍋などの大きなものを洗うときも広い炊事棟の方が洗いやすかったりします。
6.雨が降ってるとき
サイト内にあるシンクの上に屋根が付いていることはほとんどありません。
雨が降ってるキャンプの時でも洗い物をしたい場合があるのでそんな時は屋根のある炊事棟を目指すことになります。
タープを上手に張ればサイト内のシンク上に屋根を付けることができます。これだと雨が降っても安心ですね。タープじゃなくてテントに付いてるキャノピードアをかぶせてもいいでしょう。
サイトレイアウトを工夫することによってシンク上にも屋根を付けることができます。詳しくはこちらの記事に書いてあります。
炊事棟での会話
まだ新品だった頃のファイアグリルを炭捨て場で洗っているときに隣の空いていた蛇口に同じファイヤグリルを持ってる方が現れました。








という感じでベテランキャンパーさんと触れ合う機会がありました。
使い込んだファイアグリルがとてもかっこよかったのを今でも覚えています。
炊事棟に行けばこのようなちょっとした会話が生まれたり、その他にもいろいろとおしゃれな食器を見ることができたりもするのでキャンプを始めた頃にすごい刺激を受けたりもしました。
おしゃれなテントは遠くからでも見れますが使ってる小物まではなかなか見ることができないので炊事棟で見れていろいろ参考にさせてもらいました。
ひとりごと
広々としたサイトの片隅にシンク台が付いていると便利ですが必ずしもそうではないケースもあったりします。
シンク台の位置によってはテントやタープの張り方が制限されたりすることもあります。
それでもサイト内で自由に水が使えるシンク台が付いているとやっぱり便利なので嫁も参加するキャンプであればできるだけシンク付きサイトを選ぶようにしています。
キャンプを快適に過ごしてもらいたいですからね。
