

暑い夏キャンプでのテント内を過ごしやすくさせるスクリーンメッシュについて考えてみました。フルオープンした方が涼しいけど虫が入ってくるのを防ぎたいときにスクリーンメッシュが便利なんですが実際のところ暑さはどうなのでしょうか。
とっても便利なスクリーンメッシュ
カマボコテント2には5つのスクリーンメッシュが付いていて、全部メッシュにしてスクリーンタープのような使い方をすることができます。
メッシュにすると風は通すけど虫は通さない
この機能はテント内でご飯を食べたり、ゆっくり過ごしたり寝たりするときにとても便利な機能です。メッシュに囲まれていれば飛び回る虫を払いながらご飯を食べたり、寝ている最中にアリに起こされる心配もありません。
暑い真夏にテントを閉め切るとテント内はものすごい暑くなるのでメッシュにして風を通しておくことでテント内が過ごしやすくなります。
カマボコテント2だけでなく、主なツールームテントにはメッシュ機能が豊富に備わっていて快適に過ごすことができるよう工夫されています。
タフワイドドームⅣ
ドーム型テントにもインナーテントにはメッシュが豊富にあり、夏だけでなく全ての季節で虫の進入を許すことなく快適にテント内で過ごすことができます。

スクリーンメッシュの風通しを考えてみる
そんな便利なスクリーンメッシュですが、ふとテントの外に出てみるとフワっと風が吹いてきてあれ!? 外の方が涼しいよってことも結構あるんですよね。
この前の海キャンプのとき、近くのスクリーンタープにいた方がスクリーンから出て外でビールを飲んでたのが印象的でした。メッシュ内にいても風を感じることはもちろんありますが、明らかにメッシュの外の方が風がよく吹いていることもあります。
となるとメッシュの風通しはほんとに良いのかってことが気になってしまいますね。
まずはメッシュの構造を見ていきましょう。
ちょっと大げさな絵ですがメッシュの網目を表わしたものです。正面から見るとメッシュ向こう側がよく見えるので、メッシュに対して正面から入ってくる風はほとんどそのまま通り抜けることでしょう。
ただ風というのはいつも決まった方向から吹くわけではありません。風の角度がメッシュの面に対してななめになると、
メッシュの向こう側の見える面積がかなり減りました。網目が重なってしまうことで全ての風がこのメッシュを通り抜けるわけではないでしょう。
斜めに入って来た風は、網目のすき間が小さいのでメッシュを通り抜ける風と網目にはね返されてしまう風とに分かれてしまってるのではないかと考えられます。
スクリーンメッシュは正面から見ると中が透けてよく見えますが、ななめの角度から見ると網目が重なって結構黒くなってテントの中が見えにくくなっているのがわかります。
元々カマボコテント2はフルメッシュにしても柱(ポール)や幕の部分が多いので全面メッシュにしても壁も多い形をしています。
テント内に涼しい風が入ってくるのはテントにしっかり正面から風が入ってきたときという感じになるのではないでしょうか。
インナーテントにもメッシュが付いてますが入口と後方の2ヵ所しか付いてないので矢印のように風が吹くなら涼しいですが、風はいつも同じ方向から来るとは限らないので風向きがちょっと変わっただけでインナーテント内は無風状態に近くなります。
それでも閉め切るよりはメッシュにしておいた方が風が入ってこなくても熱が逃げるのでテント内は涼しくなります。
こういった蚊帳タイプのスクリーンタープなら壁があまり無いのでどの方向から風が来ても涼しく感じることができそうですね。
カマボコテント2の夏仕様
カマボコテント2はテント幕が150D(デニール)あり、日陰の濃さはしっかりしてるので日よけとしての機能性は十分あります。タフワイドドームⅣは真夏はとても日中にテント内で過ごせないほど暑くなりますが、カマボコテント2なら日中のテント内も大丈夫でした。
スクリーンメッシュの主な用途は虫よけにしておき、ポールを使ってキャノピードアをはね上げたり、オープンタープと接続させたりしながら夏キャンプ用に涼しく過ごす工夫はいくらでもできるテントです。
